早速、どのような時に自分はイライラするのか振り返ってみました。すると、
1.忙しすぎて一杯いっぱいの時
2.自分が「こうして欲しい」と期待したことをスタッフがしてくれない時
にイライラすることに気がつきました。
ということは、この2つの状況を避けることができればイライラしなくなるはずです!
そこで私は、
1.受付に予約を制限するようにお願いし、
2.スタッフには、「これとこれをしてください。」と、自分が望むことをはっきりと伝えることにしました。
それでもなお、スタッフが期待外れのことをしたとします。例えば、右に行って欲しかったのに左に行ってしまった。これまでの自分だったら「どうして右に行くんだよ!」と怒るところです。その時は「今右に行った方がよくない?」と提案することで対応することに決めました。完璧な計画です。
早速私は計画を実行し始めました。
ところが、全然思い通りにはいきません。
当然、突然来院される方もいらっしゃいますし、「これとこれをしてください。」といちいちスタッフに細かく指示をすることで自分は疲れていきました。その上スタッフは自発的に動けなくなり、自分の指示をひたすら待つようになってしまっていました。
「こんなはずでは無い!」第2ステージの計画を開始して約2ヶ月、私は相変わらず毎日イライラしていました。
そんな時、セッションでコーチに言われました。
「ところで、いつまでイライラし続けるの?それって、自分で選択しているんだよ。」
「えー!?イライラする状況は自分が選んでいるんですか?」
そう、被害者だと思っていた自分が実は加害者だったのです。「周りのせいでイライラさせられた」のではなく「自分がイライラを選んでいた」のです。