2011年6月6日 阿蘇カルデラスーパーマラソン(100km)

at 2011-6-6

6月4日土曜日にお休みをいただいて、阿蘇カルデラスーパーマラソン100kmの部に参加しました。
3年振り、2回目のウルトラマラソンです。

前回(2008年四万十川ウルトラマラソン)を13時間4分で完走し、そのあまりの過酷さに「ウルトラマラソンはもういいかなあ…」と思う一方、「11時間台で走れるのでは…」と、モヤモヤする気持ちもありました。

そこで「雄大な景色が最高!」との言葉につられて、今回阿蘇カルデラスーパーマラソンにエントリーすることになりました。

6月3日。金曜日は仕事ですので、午後8時まで仕事をした後、食事して午後9時30分くらいに就寝しました。
午前1時30分起床。2時に阿蘇に向けて出発。いつもながら、ありえないスケジュールです。
4時にゴール地点の駐車場に到着。ここからバスでスタート地点に向かうのですが、何と!最終バスが4時10分発とのこと。
「いや〜知らなかった!危なかった!」と乗ろうとしたら「事前申し込みが無いと乗れません。」とのことで、また大ピンチに…ゴール後料金を後払いするという約束をして、バスに乗せてもらってスタート地点に向かいます。

4時40分受付到着。50kmと100km地点への荷物を預けて、ゼッケンを取りつけると、4時50分。
そこからトイレに行き、スタート地点に並んだのが4時58分くらい。
いつもながら無茶です。来年100kmの部に参加される方は、前日、もしくは当日の4時までに受付をすまされることをお勧めします。

100kmの部スタート。
前回の四万十は10月だったため、真っ暗な中でのスタートでしたが、今回は6月、周りはかなり明るくなっています。

最初の20kmは2時間弱。仲間から「20km過ぎからものすごい坂がある」と聞いていたのですが、本当にありえないくらいの上り坂に到着しました。
途中まで走って登っていたのですが、ここで他のランナーから「初出場のみなさん!ここは走っちゃダメですよ!」とありがたいアドバイスをいただきました。
冷静になって心拍計を見ると150になっていました。危ない危ない。30分ほどゆっくり歩いて登り坂を切り抜けます。

30km過ぎ。だらだらした下りや上りが続き、かなり気分が悪くなってきました。
「体調が悪いのかな?」とか「かなり暑いので脱水かな?」と思いながら走るのですが、一向に改善しません。
早くもリタイアが頭をよぎり、「どうせリタイアするならさっさと食べよう。」とポケットの中の補給食を食べた瞬間に、シャンパンの栓が抜けたように楽になりました。

「ガス欠だったのか…気付かなかった…」

よく考えたら、1時30分に起きてパスタを食べて、4時くらいにバナナ1本食べただけでスタートして、今8時30分なのだから、当然エネルギーが足りなかったのです。
これがウルトラマラソン。フルマラソンとは全く違う世界です。
この後、エイドの度にパンとか蜂蜜とかバナナとかを食べまくったところ完全に復調しました。

50km通過。5時間22分。体調も良かったので、レストステーションに寄るかどうか迷いましたが結局、そばを食べ、おにぎりを食べ、着替えて仮眠をしたり…レストステーションに長居をしてしまいました。でも、この時食べたおにぎりが後半を支えてくれたのだと思います。

後半は50kmの部のランナーと並走しつつ楽しく走りました。
思い出すのは65km地点のエイドにあったコーンスープ!甘くて最高でした♪もう一杯飲みたいくらい美味しかったです。
産山村の皆様、今回No.1のエイドをありがとうございました。

阿蘇のコースのすごいところは、後半にも激しい上り坂があることです。
登りは歩いて、下りは走るを繰り返し、エイドことに氷水を頭と背中にかぶりながら進みます。
当然、シューズは水でぐしょぐしょになりますので、それが気になる方は50kmのエイドステーションに替えのシューズを預けておきましょう。

前回の四万十の時は感動のあまり泣きながらのゴールでしたが、今回は笑顔でのゴール。
今年のテーマである「やっぱり笑顔」で走り切ることができました。

結果は11時間37分10秒。
28℃の気温や、63%という完走率(100km男子)、コースのハードさを考えれば、十分満足できる結果でした。

今回完走できたのは、もちろん自分の力ではありません。
たくさんのボランティアの方々の協力、一緒に走ったランナーの応援、応援に駆けつけてくれた仲間達の声援のおかげです。

ウルトラの素晴らしいところは、「人は一人で生きている訳ではない。」ということを強烈に体感できるところです。
そして、スキルではなく状態で走る。
走力で走る訳ではなく、感謝で走れるのだと思います。
いつもながら丈夫な体に産んでくれた両親へ…本当にありがとうございます。

2日たった今もまだかなりの筋肉痛ですが、「サロマ湖100km…いつか走ってみたいなあ♪」と考えている自分もいます。
いろいろと学びが多い100kmウルトラマラソン、皆様も走ってみてはいかがでしょうか?


上:ゴール前では、一人一人の名前をMCが読み上げてくれて、テンションあがります♪

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