第10ステージその1 NLPマスタープラクティショナーとして立場を取る

at 2010-5-25

〜感情をコントロールする、とは?〜

NLPの勉強は今後も続けていくことでしょう。来年はトレーナーズトレーニングを受けよう
と思っています。その前にマスタープラクティショナーとして学んだことを形にする、つまり人に伝えたり、必要としている人に使ったりすることを始めようと思います。

先日知人より「感情をコントロールすることができない。」との相談を受けました。今回はこのことについて考えたことを書いてみます。

まず、感情をコントロールする、というのは目的ではなく手段だと感じます。つまり、何のために感情をコントロールする必要があるのか?ここをはっきりさせる必要があると思います。したがって、あなたが達成したいことは何ですか?という目標実現のプロセスの中で、感情のコントロールはそれに必要な手段だということです。

次に、コントロールしなくてもいい感情と、コントロールした方がいい感情があると思います。
例えば、幸福感とか、愛、感謝といった自分が得たい感情を味わう時に、コントロールが必要でしょうか?むしろ増幅して思いっきり浸った方が良さそうですよね。(その増幅をコントロールというのでしょうが)
ということは、感情をコントロールしたい、というのは大抵の場合、自分の目標を達成することを制限するマイナスの感情を小さくしたい、感じないようにしたいということになるでしょう。ここまで噛み砕くと簡単なことに思えます。

アソシエイトとデソシエイト(物事にどっぷりはまりこむことと、距離を取って客観的に見ること)を自在に使い分けてもいいでしょうし、リフレーム(物事の意味付けを悪い意味付けからいい意味付けに変える)の達人になってもいいでしょう。

私がお勧めするのは欲しい感情を自分で作っちゃうことです。
そもそも、「感情をコントロールできない」という人は、感情は自分の外に原因があり、それによって引き起こされるものだ、という前提を持っています。
そうではなく、感情は自分で好きに作るものなのです。ちょうど、食べ放題で自分が食べたい料理を選んでお皿に入れるように。
(実際私の師匠は「感情のサラダバー」という表現を使う)

では自分が得たい感情を作る材料は何でしょう?
材料は主に3つあって、焦点、使う言葉、そして体の動かし方です。
このうち最も効果的なものは体の使い方です。

例えば、スキップしながら憂鬱を感じることは可能でしょうか?不可能ですね。
体の動きが先で、感情を感じるのが後なのです。
ということは、得たい感情があれば先にそれをもたらす身体の動きをすればいいのです。

院長先生、いつも楽しそうに踊っていましょう!そこから怒りとか、イライラとかの感情は生み出しようがありません♪

先日、プロゴルフを観戦した時のことです。応援している選手がボギーを打った後の動きをNLPerとして観察してみました。
目線が下がり、下を向き、呼吸が浅くなっていました。
「しまった〜」とか「どうしてこうなるの?」という心の中の声が聞こえてきそうでした。
その選手は身体の動きによって「悔しい」という気持ちを増幅させていた訳です。もちろん無意識で…

普通、ボギーを打った選手にギャラリーは声を掛けないのが常識です。ですが、私はこのように声を掛けてみました。「次のホールはバーディだよ」(焦点を変える)とか、「上を向こう!」(身体の使い方を変える)とか。
その結果、ボギーの後のホールの結果は…
パーでした…
今後もバーディが取れるようなサポートを目指し、最も効果的な一言を掛け続けたいと思います。


上:やや専門的ですが「言葉」や「質問」の奥深さを学べる良書です
クリスティーナ・ホール著 「言葉を変えると、人生が変わる」

なごみ歯科求人情報