前回のブログの続きです。
僕は香港が好きです。美味しいものをいただくのが好きなのです。
ローカルなお店で、現地の人が食べる物を食べるのが特に好きです。
そんな訳で、香港に行ったら必ず行くレストランを紹介します。
「蓮香楼(リンヒョンロウ)」…香港島の上環にある飲茶のお店です。
飲茶の本場香港でも、昔ながらのワゴン式飲茶にこだわるお店は数少なくなりました。
この店は、古き良きワゴン式飲茶を現代に伝える、稀有なお店だと思います。
お店は正直綺麗ではなく、いつも尋常ではないくらい混雑しています。
自分が座る席も自分で獲得しなければならず、もちろん相席です。
そして通路に、ワゴンを押したおばちゃんがワアワア言いながら来るので、すかさずワゴンのそばに近寄り、セイロの蓋を開けて、中を見て食べたいものをゲットします。
私たちが飲茶と聞いてイメージする「小龍包」とかはありません!
その代わりに、例えば「鶏の足の煮込み湯葉包み」のように、日本では見たこともない点心が多いのですが、そういうのが、もう絶品の味わいです。
そして、驚く程安いです。
二人で行って5品くらい食べて会計が¥1000位でしょうか?
片言の英語や広東語で隣の人と話すのも楽しく、なにより現地の人の温かさ、エネルギーに触れることができます。そして、ここに来るといつも元気になります。
最近、有名になりすぎたようで日本人観光客も多くなりましたが、5年ほど前、最初に行った時は店員さんから「何で日本人がここに来るの??」みたいなことをまくし立てられたことを覚えています。
いつまでもいつまでも今のままでいて欲しい名店です。
紹介しながら今すぐにでも行きたくなってきました(笑)。
朝6時から営業しており、早朝なら比較的すいているのでオススメです。
上:まさに現地の人御用達といった店内。人々のエネルギーがここには満ちている。