コーチング日記

第6話 マイコーチをつける

under コーチング日記 at 2005-12-24

「自分改造計画」を始めようとしたものの、自分ひとりで変わることは難しそうです。誰か、赤本みたいにサポートしてくれないかなあ。
悩むうちにコーチング講座の小林コーチの顔が浮かびました。「あなたの「やりたい」をサポートします。」が小林さんのモットーです。
「小林さんにコーチングを受けて、自分を変えよう!」こうして、コーチングを活かした自分改造計画が具体化しました。

「コーチをつけるって、どういうこと?」と思われる方もいらっしゃると思いますので簡単に説明します。
クライアント(私です)とコーチは、コーチングの契約を結び、コーチングを通して手に入れたいゴールや、取り組みたい課題等について共有します。
クライアントは週に1回、コーチに電話してコーチングを受けます。(これをセッションと呼びます。)1回のセッションは30分から45分で、どうしたら目標や夢に近づき、最高の成果を得ることができるのかをコーチと話すことで引き出していくのです。

こうして2005年4月、小林コーチと一緒に、輝く自分作り、そして医院に関わる全ての人が輝く「なごみ歯科医院」作りがスタートしました。

第5話 院長改造計画

under コーチング日記 at 2005-12-21

赤本を読み終えた私は、打ちひしがれていました。コーチングを学べば医院の雰囲気が良くなるかと思っていたのに、、、
赤本を読んで、特に次の3つのことに気づきました。

1.医院を変えようと思うなら、まず院長自身が変わらないといけない
2.院長は、歯科医師としての仕事と同じくらい、経営者、マネージャーとしての仕事をしなければならない
3.サービスの質を高めるため、スタッフのレベル、モチベーションを上げることが院長の仕事となる。そして、スタッフのモチベーションを上げるためには、まず院長とスタッフとの信頼関係を構築する必要がある。

自分にとっては、どれもこれも、「何で、僕ばっかり?」と混乱することばかりでした。
率直に感じたことは次のようなことでした。

1→そもそも自分は頑張っているのにスタッフからはやる気が感じられないことが問題なのに、自分の方が間違っているなんてとんでもない!
2→開業したのは自分の理想とする歯科医療に専念するためで、経営やマネジメントなんかにかまっていられない!大体、歯科医師としていい治療をすることさえとても大変なのに、その上経営者、マネージャーの仕事もしなければならないなんて、、、忙しくてできる訳無いでしょう!
3→仕事に対するスタッフのモチベーションは、院長が上げるものというのが納得いきません。それは、プロとして個人個人が当然持っているものでしょう!

しかしながら、結論としては「医院にやる気が感じられない最大の原因は自分自身にある。」ことは間違いようです。
「まず自分を変えなければならない。そのためにはどうしたらいいのだろうか、、、」私は、また悩むことになりました。

第4話 「赤本」恐るべし!

under コーチング日記 at 2005-11-4


先輩のA先生からいただいた本は「歯科医院地域一番実践プロジェクト」(岩淵龍正著、デンタルダイヤモンド社)という本でした。今では歯科医師の間で、通称「赤本」と呼ばれています。
最初は「コンサルタントが書いた経営の本か。あまり興味ないな。」と思ったのですが、何気なく読み始めたところ、びっくりしました。そして、一気に引き込まれていきました。

私がびっくりした理由は、物語の主人公Y先生が、あまりにも自分にそっくりだったからです。「これって僕じゃん!」って感じでした。それはどんなところかといえば…

1.いつもいらいらしていて、スタッフを怒ってばかりいる
2.自分はよく頑張っているのに、スタッフはやるべき努力をしていない、と思っている
3.自分は歯科医師として最善の治療をすることだけしてればいい、と考えていて、医院経営やスタッフのモチベーションを高めるマネジメントには興味が無い

そして主人公Y先生の歯科医院は、近くに新しい歯科医院が開業し、患者様がどんどん減っていきます。この部分は読んでいて、まるで明日わが身に起こることのように感じました。
主人公Y先生は、先輩のK先生に相談、アドバイスをもらい、必死に努力して無事、スタッフとの信頼関係を構築し、ワクワク楽しい歯科医院創りに成功する、という話です。

Y先生が成功するプロセスでは、スタッフの力をこれまで以上に発揮させ、スタッフを認め、やる気を高める場面場面でコーチングがフルに活用されていました。
この本を読んで、コーチングを歯科医院にどうやって活かすのか?という疑問は一気に解決しました。赤本を贈っていただいたA先生、本当にありがとうございました。
しかしそれは同時に、茨の道への入り口でもあったのです。

赤本で心に響いた言葉
「院長が歯科医師の仕事だけをしていれば、その医院はいずれ衰退する。」
「今の状態を改善するためには、他人や環境を変えるのではなく、先に自分自身が変わらなければならない。」

がーーん!!一体、どうすればいいのだろう?私の頭は混乱し、また新たな課題に直面したのでした。

第3話 コーチング講座を終えて

under コーチング日記 at 2005-10-28

こうして私はコーチング講座を受講しました。講師の小林明美さんがとても魅力的な方だったことや、他の受講生とも仲良くなったりしたため毎回楽しく受講し、あっという間の3か月間でした。
さて「コーチングって何?」と尋ねられることも多いので、「コーチングとは?」について軽く触れておきます。

コーチングとは、「ひとりひとりの「やりたい」をサポートするもので、相手を無知、できない存在と決め込んで教え込もうとするのではなく、相手の能力を認め、その能力を発揮できる「環境」を創ること」だそうです。難しいですねー。

例えば、スランプに陥ったバッターがいるとします。どう声をかけますか?「もっとボールをよく見ろ!」これはコーチングではありません。「どうやったら打てると思う?」この問いかけはコーチングです。うーん、なんとなく分かったような分からないような…

ともかく、3か月間講座を受講し、コーチングがどういうものかなんとなく分かり、コーチングの基本的なスキルも身につけることができました。
では、どのように歯科医院に活かせるのだろう?どうすれば院内の雰囲気がよくなるのだろう?私は新たな疑問に直面しました。理論は分かっても実践ができないのは昔からの悩みです。
そんな時、先輩のA先生が一冊の本を送ってくださいました。
今思えば、この本との出会いがターニングポイントだったかな、と思います。

第2話 コーチング講座受講

under コーチング日記 at 2005-10-14

コーチング1日体験コースから帰ってきた妻の表情は明らかに輝いていました。「どうだった?」と感想を聞くと、「とってもよかった!」とのこと。「それで、どんなところがよかったの?」と聞くと、「コーチの小林さんがとてもいい人で、楽しかった。来月から3か月コースがあるんだけど、是非受講したい!」ということでした。
私は妻が嬉しそうに語るのを聞き、「よく分からないけど楽しそうだし、受講料も安いから一緒に受けてみようかな。」と思い、妻とともに西日本天神文化サークルのコーチング講座(3か月コース、ちなみに料金は¥15750)を受講することにしたのでした。

第1話 コーチングとの出会い

under コーチング日記 at 2005-10-14

コーチングに私が出会ったのは、2004年の9月のことでした。クリニカルヘルスプロモーションを教えていただいているW先生から、「コーチングの1日体験コースがあるけどどう?とてもいいコーチだよ。」と言われました。「コーチング?」当時、名前は聞いたことがあってもどんなものかよく分かりませんでした。
その頃私は医院の雰囲気が暗いこと、チームメンバーにやる気がなく、命令をしたり叱らないと仕事をしないという現状に悩んでいました。自分自身も毎日とてもイライラしていました。
「コーチングが今の悩みを解決する鍵になるかもしれない。だめでもともと。」私は、W先生お勧めのコーチング1日体験コースに、まず自分の妻を偵察として参加させることにしたのでした。

初めに

under コーチング日記 at 2005-10-14

なごみ歯科医院では、来院される方、チームメンバー、院長が生き生きと輝くために「コーチング」を生かした病院作りをしています。そう言うと「それって、一体何をしているの?」と多くの方からご質問をいただきます。
私宮園香樹とコーチングの出会い、そして医院作りに生かすまでを書き込むことでコーチングに興味がある皆様のお役に立てばと思っております。

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