第15話 第4ステージその2 ミーティングでコーチングを活かす


上:今回の参考図書 「仕事上手になるコミュニケーション術」 こがひろのり著 はまの出版

「帰りが遅いことが原因でスタッフが辞めていくんです。」と相談したときのコーチの反応は、いたって普通でした。

「ミーティングしてみる?」「ミーティングで課題を出し合って一つ一つ解決していこうよ。」

ミーティング…正直、この言葉にあまりいい印象はありませんでした。私は以前、ミーティングをよく行なう医院に勤めていましたが、つまらなく感じることがほとんどでしたし、なによりミーティングをすることで帰りが遅くなることが嫌でした。

確かに「伸びている医院ほどミーティングを重要視している」と赤本にもあります。ミーティングによって医院が活性化することを夢見て、自分でも何度かミーティングを開いたことがあったのですが、スタッフから意見が出ないため止めてしまっていました。

「ミーティングって、いい印象無いんですよね。以前していたのですが、自分ばっかりしゃべっていてスタッフからは意見が出ないので、こんなことするよりは患者さんを診た方がいいと思って止めたんです。スタッフも何だか嫌々参加している感じでした。」

「それって、自由な意見を出しにくい雰囲気でしてなかった?例えば、スタッフが何か発言したら院長がすぐ「それは無理だよ。」と否定したり。そういう雰囲気だと意見が出ないよね。そうではなくて、みんなで問題を出し合って解決していくミーティングは大切だと思うよ。」

グサッ!まさにこれまでは意見を出しにくいミーティングをしていました!そして、スタッフから意見が出ないからイライラしてますます雰囲気が悪くなり、その挙句ミーティングは無意味だと思っていたのでした。以前のミーティングが機能しなかったのも、自分が原因だったのです。

「わかりました。医院の問題を解決したり、よりよい医院を作るためのミーティングをしたいと思います。ではどうすればそんなミーティングができるのでしょうか?」

「院長が仕切るとミーティングを院長のやりたい方向に引っ張るから、スタッフは意見が出しにくいよね。院長も参加者になるといいかもよ。私がミーティングのファシリテーター(注)をするので、院長も一人のスタッフとして参加してみてよ。スタッフが自分の考えと違うことを発言しても、本音を言ってくれたんだって受け止めようね。」

「わかりました。お願いします。」

こうして、医院の課題を解決し、医院をよりよく改革するためのミーティングを、月に1度開くことにしました。うまくいくのかな?私はみんなが建設的な意見を出し合うようなミーティングを夢見ていたものの、正直半信半疑でした。
(注:ファシリテーター:[facilitator 世話人][facilitate 促進する、手助けする]の派生語。上の文章中では「会議の進行役」という意味で使っています。)

2006年3月19日 久留米菜の花マラソン

3月19日、久留米菜の花マラソン(ハーフ)に参加しました。天候にも恵まれ、自己最高の1時間40分でゴールしました。
今回は、自分の変化に気づくレースでした。まず、前半向かい風で苦しかったのですが、「ラッキー。後半は追い風で楽になるに違いない。」と感じたことです。これまでなら「どうして向かい風が吹くの!」と思ったはずです。
次に、ゴールタイムが1時間40分0秒だったのですが、「ラッキー。次回に1時間30分台を出す楽しみが残った。」と感じました。いつもなら、「後1秒早ければ、、、」と思っていたはずです。
物事のいい面を見る、全てのことを良いほうにとらえる思考回路が身についてきたようです。走りながらそのことを実感した一日でした。
3週間後のはるかぜマラソンも楽しんで走りたいと思います。

第14話 第4ステージ 「活き活き輝く環境作り」その1

「先生、お話があるのですが…」新人のKさんからこう切り出されたのは、彼女を採用してまだ1か月にもならないころでした。
メンバーからこの言葉を言われるとたいてい嫌な予感がするものです。

「どうしたの?」なるべく平静を装って尋ねますが、内心穏やかではありません。

「今の仕事は、帰りが遅すぎます。家族にも迷惑が掛かります。辞めさせていただきます。」

確かにその当時(今もあまり変わりはないですが)、終業が遅く、終礼の時刻が20時くらいになっていました。
メンバーの帰宅が遅いことにずっと私は胸を痛めていたため、「今日は早く帰れるよう頑張ろうね。」「夕方に受けるご予約の数を調整しようね。」と毎日言うのですが状況は全く変わりませんでした。

Kさんがわずか1月で退社し、新人のMさんが入社してきました。明るくて前向きな素敵な女性です。「彼女には末永く働いて欲しい…そのために、彼女を含めみんなが早く帰ることができる環境を作らねばならない…」思いと裏腹に、またも帰りが遅い日が続きました。

何とかしなければ…そう思いながらも有効打を打つことはできないまま1月が経ちました。
「先生、お話があるのですが…」Mさんから話を切り出された時、次の言葉は聞かなくても明らかでした。
「帰りが遅すぎます。こんな職場とは思っていませんでした。辞めてもいいでしょうか?」

こうしてかけがえの無い2人のメンバーを失い、「メンバーが早く帰ることができる環境を作りたい。」という思いをますます強くしました。でも、どうしたらいいのだろう?何を変えればいいのだろう?悩んだものの解決は見つかりませんでした。

「みんなに早く帰って欲しいんですけど、うまくいかないんです。」私は思い余ってコーチに相談していました。

2006年2月26日 横島町いちごマラソン

2月26日、熊本県玉名市で開かれたいちごマラソンに参加しました。3か月ぶりのハーフマラソンです。マラソンのおかげで、知らない土地に行くことができ、いろいろな方と知り合えることは楽しみです。
レースは強風に苦しみましたが、エイドのミニトマトといちごに助けられ、1時間43分でゴールしました。何よりうれしかったのが、ゴール後に温かいあさり汁が待っていたことでした。まるでお祭りのような町をあげてのイベントで、とても楽しめました。
おにぎりとあさり汁をいただいた後、玉名温泉に直行。久しぶりの休日でリフレッシュできました。
マラソンシーズンももうすぐ終わります。あと2つのハーフマラソンを楽しみたいと思います。