第17話 第4ステージその4 ミーティング第1回よりその2

at 2006-5-9

小林さんは続けました。「まず、今日のミーティング、どのようなミーティングにしたい?じゃあ、Kさんからよろしくね。」

驚いたことに、いつもは意見を出さない(出せない?)メンバーから、次々と前向きな意見が出てきました。
「楽しい。」「何でも言い合える。」「一歩でも前進したい。」「明日からやる気が出るようなミーティングをしたい。」「みんなで同じ方向を向けるようにしたい。」…etc

一通り意見が出たら次の質問に移りました。
「じゃあ、なごみ歯科医院ってどんな医院なの?」
ここでは医院の理念について私が説明し、メンバーと確認しました。質問はさらに続きます。

「では、なごみ歯科医院の「理念」に近づくために、私達はどのような状態が理想だろう?」
全員からいろんな意見が出ました。
「働いている人も皆、楽しかった!と思える。」「明日も頑張ろう!と思える。」「自然と笑顔でいられる」…etc
そうです。みんないい仕事をしようと思っていたのです。これまではみんながその気持ちを発揮する場を院長が作れなかっただけなのです。
ミーティングはさらに盛り上がってきました。

「そうしたら、より「理念」に近づくために、私達に今できることは何だろう?」
また全員から意見が出て、次の質問に移りました。

「理念に近づくために、それぞれこの1か月課題を持つとしたら、どんな課題?」

こうして、メンバーの一人一人が、この先1か月の課題を発表しました。一例を挙げます。
衛生士Oさんの課題
「受付にいると、患者様が来られる姿が窓越しに見えます。その姿でどなたが来られたか分かるので、「〜さん。お待ちしておりました。」と先に挨拶をします。」
「患者様がお帰りの際は、出口までお見送りして、ドアを開けて差し上げます。」

うーん素晴らしい。このような意見を言えるなんて。正直、私は感動していました。
メンバーの課題発表に感心しながら、私の頭には別の考えが浮かんでいました。

「このようなミーティングを可能にする、小林コーチってすごい。コーチングってすごい。コーチングを活かせばこんなにみんなが輝くんだ。自分もコーチングをもっと学びたい。」
まだおぼろげながら「将来、コーチの資格を取りたい。」と思い始めた瞬間でした。

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