第10話 第2ステージその3 気づきが起きる

at 2006-1-21


上:今回の参考図書 「熱いビジネスチームをつくる4つのタイプ」鈴木義幸著 ディスカヴァー

コーチはさらに続けます。「宮園さんは自分の思い通りにならないとイライラするみたいだけど、世の中全て自分の思い通りになる?」

「うーん。世の中は思い通りにはならないですよね。だとしたら、周りが自分の思い通りにならないからイライラするのもおかしいですね。」

「そうだよね。ところで、宮園さんは今日はどんなことでイライラしたの?」

「大切なKさんの治療中に急患さんが来られたんですよ。しかもKさんの治療に必要な器具も準備されてなくて、取りにいったらいつも保管してあるところになかったんですよ。器具はないし、急患さんのためKさんを治療できなくなったので、イライラしたんですよ。」

「なるほど。では、今日何ができれば気持ちよかったのかな?」

「Kさんの治療ができれば気持ちよかったと思います。」

「では今日の状況で、イライラする代わりに何かできることはあった?」

「急患さんには昼休みに診せていただいてもいいですか?と言えたかもしれません。そうしたらKさんの治療ができて気持ちよかったと思います。器具は自分で探しに行かずスタッフに頼めば、、、あ、そうか、イライラする道と、気持ちよくなる道があって、自分で好きなほうを選択できるのですね。」

「そういうこと。イライラするも、気持ちよくなるも、自分で選択できることに気づいたね。」

このセッション以来、自分の中で何かが変わりました。イライラしそうな時に、「何ができるかな?」と考え、気持ちよくなる道を選ぶことができるようになりました。たまにはそのため、院長室に閉じこもることもありますが、、、

また、コーチングではコニュニケーションスタイルによって人を4つのタイプに分けます。そのタイプ分けで自分がコントローラー(人も場も支配しようとする。自分の思い通りに物事をすることを好む。)であることに気がついたことも役立ちました。「そうか、自分は何事も思い通りにしたいコントローラータイプだ!でも周りの人は違うタイプだから、気をつけないと。」

このタイプ分けはかなり面白いので今後またご紹介します。
こうして、少しずつですが、「感情のコントロールができる」ようになりました。

なごみ歯科求人情報